第3章 Drift Turn
第3章はミンナと行動を共にするためにドリフト・ターンの勉強だ
|
さてさて久しぶりの登場TEAM.YAJYU.COMのSHARKです、BasicTurnのメカニズムそしてコンビネーションの実践ができるようになった君は、その延長であるDrift Turnにトライしてみよう。
これができれば君はもう1人前のスノーボーダー、初心者マークははずせるよ。 リフトから降りてDrift Turnでスムーズにゲレンデを舞い降りてみよう!!
*本章ではどちらかというと動作解説というよりもむしろ、スムーズにライディングするために意識しなければならないポイントを中心に説明します。 第2章でマスターしたターンのコンビネーションをDrift Turnと言えるまで成長させよう!
<用語解説(基礎知識) ターンの種類>
ターンの種類には大きく分けて2つあり、本章で解説するドリフトターンと次章(第4章)で解説するカービングターンだ。
ドリフトターン:テールをスライドさせることによりブレーキをかけ、スピードをコントロールするターン で雪の表面をザーという音とともにスライド(いわゆるドリフト)するターン、 比較的簡単なのですぐマスターできるよ!
カービングターン:ほとんどスライドさせずスノーボードのターン特性を生かした切れのいいターンで雪の表面をスーという音とともにエッジで彫るようにするターン、まさにCarve=彫るというイメージ!! リフトからみるとカッコ良くシュプールが
綺麗なのがこのターンでこれはマスターするのに時間と努力がいるネ。
<注意事項>
ドリフトターンの練習では当然ゲレンデの上から下まで、またコースの両端まで使うようになります。
今までは自分よりうまい人がよけてくれていたけど、これからは自分でボードのスピード、方向をコントロールし他人と接触しないよう周りに十分気を付けながらやって行こう。 また、ゲレンデ中央で座り込まない等、最低限のマナーは守りましょう!
|
Drift Turn |
|
説明図 |
方法 |
ブレーキング
視線
(指差しターン)
|
解説 |
- ブレ-キング
何度もボードコントロール(すなわちブレ-キング)が大切と書いているけど、スピードを出せば出すほどターンの際ブレ-キングをする(エッジに力を加える)度合いが強くなることは分かるよね。 ドリフトターンの練習ポイントの一つ目は自分がどのくらいエッジに力を加えているか、またどのくらい力を加えればいいかを把握することだよ。 頭で分かっていてもなかなかうまくいかないもの、何度も滑りこんで体に覚えこまそう!
- ボードへの加重・抜重タイミング
スムーズにそしてスピードUPするためのキレのよいターンを行うためにはボードへの加重・抜重のタイミングを身につけることだよ。 レギュラースタンスの人なら左足を軸足としたターンになるが、100%軸足に体重がかかっていることはないはず。 ターンを開始するときは膝を曲げ、腰を落とし、軸足の反対の足からもボードに加重していきかかともしくはつま先のエッジをかけてドリフト(スライド)させよう。 逆にターンの終了または、次のターンへの切替時には軸足を中心に体を伸ばしボードへの加重を抜くようにしよう(抜重)。
- 視線
第2章でも視線、顔の向きが重要と説明した。 加重・抜重も大切だがやはりゲレンデを滑走する以上自分の滑走ポイントの事前把握も大切だ。 あまり下を見過ぎず自分の進行方向をすばやく見極めること、そしてそのあたりを滑っている人はいないかを確認する余裕を持とう、周りの状況判断が正確にできてこそボードのコントロールにつながるからね。 写真のような指差しターンで、自分の進行方向を指で差してボード上でムリな動きをせず、視点とともに顔からカーブに入ってみよう。
- スピード
今まで述べたブレ−キング、加重・抜重のタイミング、視線がちゃんとできてこそスピードによったダーンができるというもの。 ただ単に直滑降でスピードを出すのとは訳が違うからね。 この章で述べたことをうまく練習、そして研究しながらDriftTurmをマスターし自分の技術のトータルな底上げを目指そう。 ま、滑りにいけばここまでは自然にうまくなるよ。 じゃ、がんばってね、次は1ヶ月後にカービングターン編が待ってるよ!!
|