ハーフパイプ&ワンメイク ことはじめ
ハーフパイプ挑戦編 ■ハーフパイプ入門編 ハーフパイプFAQ
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ハーフパイプ入門編


 1.ドロップイン 
 まずはドロップインよぉ〜!! ドロップインってのはハーフパイプに入っていくことで、初心者にとっては第1の関門だ。 ここで重要なのが、ハーフパイプって見た目に騙されやすいけど、普通にドロップインすればスピードが出ないし、大してゲレンデとかわらないって事だ(恐れるなっ)。 ・・・・とはいうものの、初回は怖いのも分かる。 そこで、初心者の人(特に女性)はパイプの先端(下写真)からドロップインする事をお勧めする。 ここは一番カーブが緩やかだし、まさにゲレンデ感覚でドロップインできちゃうぞ。 あとドロップインの時にはヒザを使って(少し曲げて)ショックを吸収して下りよう、ヒザが伸びていると転倒の原因になるので気をつけてね。
 ハーフパイプで一番大切な要素はスピード。 そのスピードを大きく左右するのがドロップインの瞬間だ。 このドロップインの時にスピード(パワー)があるほど危険度は大きくなりビック・エアーがねらえるが、逆にスピードを殺せば安全性が増してくるってことだ。 はじめのドロップインは先端からで安全性重視だが、なれてきたら徐々にプラットホームを利用して加速をつけて先端から遠い部分からドロップインできるように頑張ろうネ!
初めてのドロップイン時
★ゲレンデ感覚で滑るべし!
  1. バックサイド側
    頭から突っ込む感じでしっかりヒザを曲げて腰を落して斜度に対して体が遅れることがないように滑ろう。 またボトムに降りたらすぐに次のかべがせまっているので視線を先におくることも忘れずに。
  2. フロントサイド側
    フロントサイドではボトムでヒール側のエッジングが必要になってくる。 ヒールサイドのエッジングではヒザが伸びやすいので十分ヒザを曲げて腰を落すことに注意だ。

 2.パイプを滑る
 さあ、見事ドロップインをクリアしたら、パイプの中を滑ってみるよ!! もちろん初めのうちは普通にゲレンデを滑るごとくに、その形状に慣れることが大切だ。 いきなりジャンプしようと思っても100%無理だから、ベーシックターンでパイプの構造や滑り方をつかんで感覚を覚えていこう。 パイプの中では普通のベーシックターンが基本でOK。 上りがきたらヒザにクッションをつくり体重を後足にかけて、腕を次のかべの方向に上半身先行で回してやるとターンが入りやすい。 ターンして降りてくるときは体重を前足にかけて加速をつけてボトムに向かう。 ドロップイン時やターン後に前傾姿勢で十分スピードをつけることができるようになれば、そのスピードを利用して次の壁を高く上ることができる。 もちろん初めのうちは、怖いもんだから無意識のうちに、このスピードを殺してしまいがちだが、慣れてきたらノンブレーキ状態で壁を上っていく。 そしたらリップを抜けられるゾ! ここの時アプローチの角度が浅いと、リップから上方向でなくパイプの内側方向に飛ぶことになってしまって、ハーフパイプでワンメイク状態になってしまうので気をつけよう、怪我するぞ(初心者パイパーにありがち)!
 そうだねぇ〜、リップを抜けて空中にボードが出るっていうのが、ハーフパイプの1年目の目標かな? (ウェイクボードで言うところのバックロールってところだ)。 このリップを抜けられるようになったら中級者の仲間入り
『僕、ハーフパイプやってます』って言ってもいいかもしれない。 だが、まちがえても『僕、ハーフパイプ得意です』と言うには早いので気をつけよう(笑)。
  1. フロントサイドエア
    フロントサイドに突入する時は、腰をしっかり落として下重心で進みます。 この時スピードが乗っていれば、ブレーキをかけず、この姿勢を維持するだけでリップ付近まで上がります。 スピードが落ちて来る前に、軽く伸び上がりながら上半身を先行動作で着地地点を見る。
  2. バックサイドエア
    フロントサイドと動作は同じなんだけど、少しバックサイドの方が怖く感じるかも。大きく違う点は、飛んでるときにしばらく上半身を残す。 怖いけど、実はその方がうまく上がります。
  3. 滑りの基本
    なににつけてもハーフパイプに重要なのは、やっぱりスピードを殺さないこと。 下方体重で低い姿勢維持と、もちろんブレーキをしない事。 ジャンプ着地時に加速をつける為に軽く伸び上がり、壁を登るときにスピードを殺さないよう前足をふんばりスピードを吸収しない事。 このようにしてスピードをつける事でリップを高く抜けるようになるのです!

 3.中級者への道
 さてさて初心者の人が練習してリップ(壁)を抜け始めたら、次にチャレンジするのがグラブや様々な3Dインバート。 だけど、その前に基礎として始めに練習するのがシフティやトー・フェイキーですネ。 まあ実は現在の僕もこのあたり。 ガンガン練習して、ともにグラブやインバートをメイクして上級者の仲間入りしよう! そうなれば『僕、ハーフパイプ得意です』って言うことも許されるなっ(笑)。
  • シフティ
    上半身と下半身を腰を軸に逆のひねりをくわえるワザで、グラブの前段練習だ。 腰を使ってボーンアウトしたり、上半身と下半身に逆のひねることでボードをシフトさせるなど体のひねりを利用して通常のエアーにバリエーションをあたえる。
  • トー・フェイキー
    進入時のまま体を回転させずにそのままフェイキーになった状態で降りてくること。 上るときは当然普通であるが、下り時には、どうしても足より体が遅れがち。 ボードのセンターに重心をもってくるように心がけましょう。
その他の中級者練習
  1. インディ・クラブ
    後ろの手でトー側の両足の間でグラブするトリック。
  2. リーン・グラブ
    前の手で、ヒール・エッジをグラブするトリック。
  3. アーリーウープ
    通常のエアターンとは、逆方向にスピンするトリック。
  4. ドリル
    ドロップインしたらプラットホームに上がり、またドロップインを繰り返す練習法。
  5. ミュート・グラブ
    前の手で、トー側の両足の間で板をグラブするトリック。