2.ステップへのポイント
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★初級編(1〜2シーズン目)
ウェイクボードを何年やってもジャンプしか出来ない人もいれば、2シーズン目でウェイクボード大会に挑戦してみたり、バックロールは出来ないけどエアレイリーが出来たりなんて人もいたり、非常に個人差がでてきますよね。 ウェイクボードを続けていれば2〜3年もあれば、誰でも綺麗に2ウェイクジャンプ(いわゆる波越ジャンプ)程度は出来るようになるでしょう。 この段階は、ひたすら経験と練習で習得できます。 1シーズン目で2ウェイクジャンプをマスターして、2シーズン目ではグラブ・180などが綺麗に決まるようになれば初級者脱出の時ですね。 目安として1〜2シーズン目でマスター出来ればGOODだと思います。
中には、早くて10回程度のウェイクボードで初級編をマスター出来る人もいますけど、そのままずっと回転技にチャレンジせずに、初級者技を極め始める人、これ要注意。 やっぱりインバートトリック(回転技)を成功してこそウェイクボーダーですよっ! なにせ初級編は、ひたすら経験と練習です。 中級者向けのインバートにチャレンジする為には、やっぱり基本はウェイクジャンプ。 高く飛ぶっていうより抜けるように飛ぶ、高さより飛距離重視でエッジのかけ方を勉強しよう!
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★中級編(3〜4シーズン目)
初級編が終わるとこのころになるとチャレンジしていきたいのが初級の回転系技(360とかバックロールなどなど)ですね。 このあたりになってくると素質の有る・無いが顕著に現れてきます。 ここでいう素質っていうのは、他のボード系スポーツと同じ種類のもので、やっぱりスノーボードが上手な人は、ウェイクボードも上手。 スノーボードの腕もそこそこ人並の人は、ウェイクボードもやっぱり何年やっても人並ってところ。
で、この中級技の基本は、ずばりバランス感と度胸の2つですかねぇ。 この2点の素質が無い人は、何年インバートトリックにチャレンジしても・・・・なんて場合もありますね。 逆に筋力や脚力なんかは必要ないレベルだと思うので、女性や多少太っている男性なんかも、全然OK!
バランス感についていえば、もちろんジャンプの瞬間と着地の瞬間のバランス。 高く飛ぶことと、その高いジャンプ後の着地の反動に耐えるバランス感。 (初級者のうちに普段から大きな引き波でウェイクしていれば比較的なれやすいと思いますが、初級者時代をJETスキーなどで過ごした人は苦労します) ボードの底で着地できているのに、手が放れてしまって技がメイクできない人、たくさんいますよねぇ〜。 逆に『今のメイクするか〜??』っていうくらい強引にメイクできてしまう人っているでしょ? あの絶対メイクするゼ!っていう意気込み、このクラスでは大切です。
でもって度胸。 どんな技でもそうだけど中途半端に技を仕掛ける事が、いちばん失敗や怪我につながりやすいよね。 そんな意味でも技に入る瞬間の思い切り(度胸)というのは、たとえ2ウェイクジャンプでさえ大切である、そう度胸だ。 特にバックロールなんかは筋力を必要としない為、女性でも実は簡単にできちゃう。 ただ、そんな度胸のある女性は少ないのである。 3シーズン目でバックロールや360、4シーズン目でスケアクロウやタントラムなどが出来れば順調だ、いっきに上級者へかけのぼろう!
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★上級編(5〜6シーズン目)
さてさて、最後の段階に必要になってくるのは、どんなスポーツにも必要になってくる腕力や脚力や体が柔らかいなどの資質。 バランス感や度胸があっても、筋力や柔軟性がなければできない技も数々でてくる。 (まあ心配しなくても、実は毎週毎週ウェイクボードやっていれば、間違いなく筋肉質になってくるんだけどね) 逆に筋力に自信のある人なんかは、バックロールなんかより先にエアレイリーが出来たりなんて話も聞いたりするけどネ。 筋力や体力に自信の無い人は、どんなにコツが分かっていても、体が技に耐えられないのは事実。 なにせ上級者になると体と相談って技が多くなるよね。
中級編あたりで大怪我をしたり、バックロースのしすぎで足(特にヒザ)が悪くなってしまったりと、体もボロボロに痛めまくっている人は、上級者への道を断念する人も多いです。 でもね、最近思うんです。 ウェイクボードのインバート技の足への衝撃って凄いでしょ?? こんなの毎回繰り返して、数年したら後遺症とか出てくるんじゃないかなぁ〜なんて心配になってくる今日このごろです。 まあそんな心配よりも、ウェイクボードのインバートの魅力にとりつかれているあなた達だけに許された領域だと思います、この上級編は。 ・・・・ああ・・・という僕も足を踏み入れてしまったカモ。
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