日本の裏側、ほ乳類ダイビング『ラパス』へ 
        日時:2009/8/7 〜 2009/8/14 (7泊8日) 
        場所:ロスイスロテス、エルバホ、ラ・レイーナ他 合計11ダイブ  | 
    
    
       
       世界のダイビングスポットの中でも、これほどまでの野生のアシカと触れあえることができる場所は唯一無二だろうラパス。 アシカ・イルカ・クジラなどなどの大型ほ乳類、ジンベイ・マンタ・ハンマーヘッドなどなど大型レア魚、ギンガメ・バラクーダ・カツオ・アジなどの大群、そして豊富なラパス固有種のキングエンジェルフィッシュ・マチェテなどなど、見所をあげるときりがないラパス。 
       
       北米大陸とカルフォルニア半島にはさまれた海、コスメル海。 
       世界遺産のエスプリトサント島(無人島)に3泊4日のキャンプによるダイビング! 
       これまで潜ったアジアの海とは異なる、別世界の体験が今始まる! 
       
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       「メキシコから発症した豚インフルエンザに気をつけて〜」なんて言葉に見送られ36時間かけてやってきたメキシコはラパス。 ここまで日本人が居ないとは思わなかった。 例年なら観光客で賑わうラパス、滞在中に僕が見た日本人の姿は1名。 例年なら30人が無人島キャンプにやってくるダイバーも、今年は僕だけという異常な、、、いやラパスにとって危機的な状態。 
       
       無人島でゲストを迎える6名のスタッフも、な・な・なんと、ゲストは僕だけの為に24時間対応してくれる状態。 しかも僕が帰る最終日に、明日は宿泊ゲストはゼロって言ってたなぁ〜。。。でも、僕にとってま絶好のチャンス! もうメキシコを、ラパスを、フル回転でエンジョイしてやるzo! 
       
       さて今回は3泊4日で、この無人島(エスプリトサント島)に寝泊まりしながらのサバイバルキャンプによるダイビングトリップだ。 無人島に来てみると、サボテンが林立して生える乾いた赤岩に囲まれた大地。 ペリカンやカンドリが大空を舞い、世界でもこの無人島のみの固有種が生息する、まさにここは世界自然遺産に登録されたであろう確実に貴重な風景だ! 
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       ここラパスの3大ダイビングポイントといえば、アシカポイントのロスイスロテス、ハンマーやギンガメなどの群れを見る大物ポイントエルバホ、そしてラパス随一の透明度を誇るマンタポイントのラ・レイーナ。 この3大ポイントを中心に一日3本潜るダイビングキャンプ生活。 そして最終日はジンベイを探しながらラパスに戻るというスケジュール。 
       
       キャンプ中はキャンプサイトにいる専属のコックさんによるトルティーヤ、タコスを中心にしたメキシコ料理のオンパレード! これがラパスで食べたレストランより美味い! もうビックリの食事の種類と半端なし旨さだったな。  
       
       このキャンプ生活、一生の思い出もの。 
       
       荒野風景はまさに映画の世界、ディズニーランドのビックサンダーマウンテンさながら創りモノの世界のようだったな。 いやいや、神の創りモノだな。 何重にも重なる土層、モルジブのような淡いブルーの海、見たことのない動物や植物、夜になると明かり1つ無く、天の川までも眩しく見えるほどの満天の星空。 
       
       世界自然遺産だけど、そのアクセスの悪さ故に観光客も少なく、孤独の、独特の、神秘の世界だ。。。 | 
        
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       初日のロスイスロテスダイビング。 
       
       ポイントに行くとカルフォルニア・アシカの群れが岩だけの小さな島に数十匹。 す・・・すごい、ここは動物園じゃないぞ、大いなる海のド真ん中だぞ。。 2.5メートルはあるであろうアシカが、やってくる! カメラに興味を持っては突いてくる、確実に僕を見る視線を感じながら、その目がギョロギョロしたと思えば、軽く体当たり! 
       
       10月頃になると一メートル程度の子供アシカが子犬のようにジャレてくるらしいのだが、まだまだ子供アシカは生まれたばかりで岩陸から動こうとしない。 
       
       僕にアタックしてくるアシカは全てがBIGサイズ、こえーーーーー!  
       
       陸上に上がってアシカについてお勉強TIME、実はこのダイビングでPADIのスペシャリティライセンス(アシカスペシャリティ)がGETできるのだ、ラパスだけのオリジナル・ライセンス、最高に素敵だ! | 
    
    
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       2日目はハンマーヘッドの大群で有名な、ラパス最大の大物ポイントがエルバホでメインダイビング。 実は今回はハンマーヘッドは不発に終わってしまったのだ(この翌日は大量に出ていたらしい)。 ただ、ハンマーヘッドは不発だったけど、そんなことより凄かったのが写真の魚群。 
       
       上の写真はラパス特有のマチェテという回遊魚で、さながらギンガメアジといった雰囲気、群れの大きさも十数メートルにおよぶ。 頭が黄色いのが特徴、面白い! 
       
       左写真はカツオの群れ、カツオも多かった。 頻繁に発生しては生き生きと泳いでいたな。 そういえば、アジの揺れも迫力だった。 本当に凄かった。 
       
       写真下はエレクトリックギターエイという、これまたラパス特有のエイの仲間。 
       
       写真は撮れなかったけど、マンタも乱舞した。 
       こちらは動画におさめているので、メキシコの動画を好ご期待だ! | 
    
    
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       左写真は、ロウニンアジのメキシコバージョン。 
       ロウニンアジまでトロピカル!!?? 
       さすが、、メキシコ、アミーゴな感じやね。 
       
       下写真は体長十メートル程度あろうナガスクジラだ。 クジラは全部で十数匹は見たかな、静かに耳を澄ましていると突然のように「ヴォォォォ!!」ってブロー(潮吹き)の音が響き渡る、すんごい迫力! 右から左から前から後ろから、360度でナガスクジラが回遊する! なんだぁ〜この海は! 
       
       もちろん透明度最高のラ・レイーナ、沈潜ポイントのサルバティエラ、プンタロボなど、合計11本を潜る。 
       
       最後にジンベイザメに挑戦したが、こちらも不発! 
       (これはマジでショック!) 
       ほぼ50%の確立で見られるポイントだけに、サーチが失敗に終わったのは悔やまれるけど、まだ追いかけられる夢が残ったってことで良しよしよう! 
       
       でも、でお、最高、ラパスダイビング! | 
    
    
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       船の上ではウンマイ・タコスランチや、時にはフィッシング、赤貝サーチなどで食材をGET! 陸上では無人島探検やカヌーなどで遊びまくり、腹が減ったら食って昼寝の生活。 
       島中に、これまたエスプリトサント島にしか存在しない島固有種のウサギ(写真下)や、レアな島猫、野生コウモリなどなど、陸上散策もアナドレナイ! 
       
       4日間、100時間にわたる無人島生活、本当に本当に、最高の夢の島だった。 | 
    
    
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       紹介が遅れたけど、今回お世話になったショップはラパスにある「ファンバハ」。 日本人スタッフ2名常駐のほか、日本語がベラベラのスタッフも多数所属していて、主に日本人ゲストが多いとか(半分は日本人)。 
       
       そして「ファンバハ」スタッフでラパスに滞在中、ず〜と一緒に遊んでくれたのはカルロスさん(写真左上)。 なんせゲストは僕だけ、4日間のキャンプ生活でメキシコの文化・言葉・街・食事・環境、全てを教えてもらいました。 年齢も同世代、本当にカルロスさん、ありがとう! Muchas gracias(ムーチャ・グラシアス)! 
       
       夢のジンベイサメは残念ながら見ることができなかったけど、ジンベイは世界のどこかで、いつでも僕を待ってくれているはず。 カルロスさん達スタッフに会って、しかも独り占めにしちゃって、ゆっくり・ノンビリ・いろんな話をして、語ることが出来たことが一番貴重な体験で、唯一無二の思い出になったヨ! | 
    
    
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       世界自然遺産のエスプリトサント島で、この夏休みの時期に、スタッフ全員と無人島を4日間も貸し切りできた日本人って、きっと僕だけなんだろうなぁ〜(きっと来年から、またウジャウジャいるはず)。 
       
       早くメキシコの動画クリップ作成します、そしてみんなに見てもらいたい、この大自然! 
       
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