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 源泉100%掛け流しのコダワリ

 温泉のイメージ、それは皆さん、どんなものでしょう。 やっぱり、ドクドクと大量に地下より溢れ出るお湯、その湯が風呂の縁から惜しみなく流れ出る。 これでしょうね。 湧き出た湯に、水も何も加えず、純粋に地下からの湧き湯である。 さらに言えば、掘って動力で湧き出るのでなく、自然湧出の湯。 さらにさらに言えば、飲める、加熱なし、成分がいい!

 まぁ〜、そんな温泉は、貴重! 自然湧出に加熱なし・・・とまでいかなくとも、そんな湧き湯を再利用せずにドンドン使い切る温泉を 【源泉100%掛け流し】 といいます。 いえいえ、お湯を循環しても、毎日交換していれば清潔なので十分なのですが、やっぱり何度も利用するほど、塩素などでの消毒しなきゃいけません。 塩素で消毒しちゃうと、雑菌は死にますけど、温泉ならではの微生物も死んじゃいます。 確実に成分は変化しちゃうものです。

 しかも、やっぱり源泉と、循環湯では【かくじつに】入浴感が違います。 臭い?スベスベ?ヌルヌル?、いえいえ違います。 なんだか新鮮さが確実に分かりますよね、別にツウじゃなくったって。 そこで、愛媛県内の温泉で、地下から吹き出した大量の源泉100%を、加水することなく使い切りの、掛け流しで利用している温泉施設をご紹介します。

 道後温泉はもちろん、松山市近郊に点在していますので、いやいや、普段なにげなく温泉施設を利用している愛媛県民の皆様。 あらためて、源泉の心地よさを味わってみませんか?

 
 
道後温泉本館の源泉100%掛け流し情報


 さて、まずは松山市公式HPの道後温泉本館の紹介から抜粋した情報を紹介しながらの、道後温泉の源泉100%掛け流し話。 もちろん、ここ愛媛の誇る『 道後温泉 本館 』は正真正銘の源泉100%掛け流し温泉。 道後温泉には28本の源泉があり、その内17本の源泉(二号源泉)が汲み上げ可能な源泉として、道後エリアの入浴されるお客様のために毎日汲み上げています。

 ちなみに残りの古い源泉11本(一号源泉)は、残念ながら現在汲み上げていませんが、本館神の湯東浴室の石張りの床に、井戸があった位置を記してるみたいです。 これらの源泉17本は温度も湧出量もすべて異なり、最も温度の低い源泉は20℃程度最も高温の源泉は55℃程度とのことです。 これら各源泉から地中に埋設した送湯管で、4カ所の分湯場に集めたお湯を、道後温泉本館・椿の湯をはじめ、周辺のホテル・旅館へ配湯しています。 そして道後温泉本館では、お客さまの入浴数や季節、時間帯に応じて量と温度を調整しています。 ホテルや旅館では、残念ながら配給量の関係で一部風呂を除いて、残念ながら循環式(繰り返し利用)ですが、道後温泉本館は源泉100%掛け流しで利用しています。

 道後温泉本館には2種類5浴室があり、地元常連さんが多い「神の湯」と、観光客が多く利用する「霊の湯」にわかれます。 ここ道後温泉本館(椿の湯含む)では、レジオネラ症等による事故は一度も発生してないけど、愛媛県条例「公衆浴場設置等の基準等に関する条例」(平成15年10月1日施行)を受けて、現在は残念ながら塩素系薬剤による消毒を行ってます。 もちろん愛媛県内の公衆浴場はすべて適用なので仕方がないですね。 施行当時は塩素の臭いや、ツルツル感が損なわれるなんて、この塩素薬剤の投入が問題になりましたが、効能にはまったく影響しない・・・そうです。ま、体の抵抗力の弱いお年寄りや赤ちゃんなんかも入浴するから、しかたないかもねぇ〜。

 道後温泉本館の泉質は『 アルカリ性単純温泉(低張性アルカリ性高温泉) 』で、適応症は『神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進』。 無色透明無臭でサラサラタイプ、と言っても、『お湯』との違いは歴然で、入浴中の肌触り・入浴後のポカポカ感、そしてなにより泉質こだわり派の人でも源泉ならではの『湯の新鮮さ』が十分感じられます(いや、本当に)。 別府の竹瓦温泉に行った時、建物の雰囲気から温泉の質感まで、よく似てたような気もしますネ。

ま〜松山市民も道後温泉は滅多に利用しませんけど、それはシャワーや洗い場が無いってのが問題なだけなんだよね。『そんな設備を用意しちゃったら狭い浴槽が混雑しちゃう』って事でしょう、なもんで、一人平均入浴時間は15〜20分程度。でも、いいお湯です、愛媛で一番いいお湯です、はい。 一度でいいから『霊の湯』貸し切ってみてぇ〜なぁ〜!!

 
その他の源泉100%掛け流し情報


 それでは道後温泉本会以外の愛媛県での源泉100%掛け流し温泉っていうのを、紹介してみましょう〜。 僕の情報では、愛媛県内には道後温泉以外は3カ所のみ。 ただし、源泉100%掛け流しの浴槽を持つ温泉施設は、愛媛県内に5カ所あり。 【湯】にコダワルなら、是非訪れたし。

湯ノ谷温泉 湯之谷温泉の歴史は相当古く、伝説では斉明天皇が入湯されたと言われています。 敷地内で自然湧出する源泉100%を循環せずかけ流しで提供されていて、18度の冷鉱泉をマキで温めて利用しているようです。 ここの温泉は、僕も初めて入浴してビックリしました。 いわゆるヌルヌル系ではなく、道後温泉にも似た、キリっとして男前の古き温泉の味がしました。 愛媛県内では、僕の一番大好きな【湯】です。
 奥道後温泉 言わずとしれた有名なホテル奥道後温泉。 ここのジャングル温泉はその名のとおり、ジャングルの中をイメージした多数の風呂が点在していて、総てが源泉100%掛け流し。 湯は透明なんだけど、ぬるぬる感と、その硫化水素臭に、温泉を全身で感じられます。 ちなみに「硫化水素で金属が変色します」と注意書きもあります。 あまりに効能がありすぎて、長湯すると、湯当たりすると評判(かなり真実)。
鈍川温泉ホテル 鈍川温泉で唯一、敷地内地下より源泉が沸き出ており、酸化してしまうことなく温泉自身の豊かな効能を自然のままで受けることができます。 温泉の質の良さを表す「フッ素」が、お肌に一番適した量含まれていて、温泉の量も豊富で、1分間に約290リットル(なんと一升びん約160本分)もの、源泉がi惜しみなく湧き出ております。 ヌルヌル度合いは愛媛県NO.1で、しっとり系温泉の代表格です。
 源泉風呂
所有施設
総ての浴槽が源泉100%って訳じゃ〜ないけれど、一部の浴槽が源泉100%掛け流しの温泉施設をご紹介。 【清正乃湯】は、源泉湯を利用した源泉風呂があり。 【ていれぎの湯】、露天風呂に赤茶色の源泉「金泉」があり。 【星乃丘温泉千湯館】でも、源泉冷泉を利用した露天打たせ湯があり。 【ひうちの湯】では、源泉湯を利用した源泉風呂があり。 【鈍川せせらぎ交流館】にも、源泉湯を利用した源泉風呂があり。 以上の5カ所。